成功事例

この夏の成功事例:豚にまたがり苦しませる「豚のロディオ」をやめよう!

豚の「ロディオ」。嫌がり泣き叫ぶ豚の背中に人がのり、どれだけの時間耐えられるかを競うもので、養豚が盛んな愛媛県西予市の祭で25年以上続けられてきた出し物でした。

『首を赤く腫らし苦しそうに息をしていた』

『ヨロヨロとして歩けなくなる豚がいた』

豚たちの苦しみをなんとかしたいと思う人たちから報告が寄せられ、NPO法人アニマルライツセンターは2012年から、主催者へ豚のロディオの廃止を求めてきました。

2015年にはChange.orgでキャンペーンを立ち上げ、14,278人の賛同が集まりました。

祭の主催者にこの署名も届けながら粘り強く働きかけた結果、2017年から祭で豚のロディオの出し物が廃止されました!

アニマルライツセンターの佐藤さんは、キャンペーンの効果について、こう話します:

「愛媛県西予市で25年以上続けられてきた豚のロディオにようやく終止符を打つことができました。

このロディオは嫌がり泣き叫ぶ豚の背中に人がのり、どれだけの時間耐えられるかを競うもので、『首を赤く腫らし苦しそうに息をしていた』『ヨロヨロとよろけ歩けなくなる豚がいた』などという声がアニマルライツセンターに寄せられていました。

2015年、2016年にChangeの署名を主催者に届け、他の動物保護団体の協力も得て動物虐待であるこのイベントの廃止を求めて運動を続けてきた結果、今年から廃止されることが決定しました。

多くの皆さまからの賛同が、豚たちの苦しみに終止符を打つことにつながりました。ご賛同いただいた皆様に心よりお礼申し上げます。」

Change.orgでは、都議会セクハラヤジのキャンペーンのように、大きく報道された社会問題に対するリアクションとして始められるキャンペーンの印象が強いかもしれません。

こういった、ニュースで話題となっている事柄に短期的なリアクションをとるキャンペーンは、比較的立ち上げやすい傾向があります。

一方で今回ご紹介したような、2年、3年と長期的に取り組む事柄に署名キャンペーンを組み合わせて取り組む人たちも、実はたくさんいます。

このような、注目する人がそれほど多くないけれども問題がある事柄には、即効性は期待できないので、長い期間をかけた働きかけが必要となります。

アニマルライツセンターの皆さんは、この長く地道な活動を通して、変化を起こすことができたんですね。

おかしいと思うことがあったら、誰もが声をあげて、変えることができる。

こんな社会の実現にまた一つ近く成功事例のご紹介でした!

Written by
Change.org
September 19, 2017 1:00 pm