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高齢者による人身事故の防止を願うキャンペーンの発信者、バズフィードで思いを語る

高齢者の運転する自動車による事故は今年になって報道が増え注目されています。

Change.orgでも1年前、高齢者による交通事故で友人を亡くした舟木優斗さんによって、高齢者の運転免許の制度や交通補助、自動車技術の進歩などを願うキャンペーンが開始されていました。

昨今の報道の増加で改めてこのキャンペーンが注目され、今回、ネットニュースメディアBuzzfeed Japanで、発信者の舟木さんや、亡くなられた女性のお母さんである稲垣さんがインタビューに答えられました。

ライブに行く途中、高齢ドライバーに奪われた女子高生の命 友人たちは立ち上がった

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舟木さんは、「Change.org」で政府や政治家、自動車会社に「75歳以上の免許更新を毎年ごとにする」「事故防止に向けた技術開発」などを求めることにした。そして、こんな文章で署名を呼びかけた。
「僕の友達が高齢者による事故でこの世を去ってしまいました。制度を変えたいので、拡散してほしい」
100人、200人じゃどうにもならない。数万人は集めたい。そのために根気強く活動を続けようと思っていた。
訴えは、友人たちを介して段々と広がっていった。
署名に託した願い
智恵美さんがこの署名活動を知ったのは、2〜3ヶ月あとになってからのことだった。当時は「生き地獄のなかで過ごしていた」という。
「親として子どもを守れなかった。生きていることが苦しく、申し訳ないという気持ちになっていました。1、2分でも家を出る時間をずらせなかったのかと。はやく、聖菜のそばに行きたいとすら考えていました」
そんな中で、舟木さんの呼びかけを偶然Twitterで知った。「すがりつくような思い」で、連絡を取った。「聖菜にしてあげられることなのかもしれない」と感じたからだった。
舟木さんと話し合いをし、文言なども考え直した。署名の数はじわじわと伸びている。12月13日現在で約1万6千人分だ。
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社会を変えたいという強い思いは、一人の大切なひとを思う強い気持ちから出発したと、痛いほどわかる記事となっているかと思います。

大変悲しい事故ですが、悲しみを無駄にせず、少しでも前を向くために、私たちは何かを変えようとしていくのかもしれない、そう思わせてくれる舟木さん、稲垣さんの言葉です。

Written by
Change.org
December 14, 2016 5:00 pm