Change.orgの使い方

「働きかける相手」について皆が誤解していること

何を「チェンジ」したいか考えてキャンペーンの目的を決めただけでは、キャンペーンははじまりません。
次は、実現したい「チェンジ」に対して最も影響力があり、問題を解決する能力がある相手を探す必要があります。

この際陥りがちなのは、「組織をターゲットにする」という考え方です。
しかし、組織を動かしているのは、一人一人の個人です。そのため、組織という大枠でなく、その中の個人をピンポイントで宛先にした方が、応答をもらいやすくなります。
なるべく、個人を働きかける対象として選びましょう。

次に陥りがちなのが「なるべく偉い人をターゲットにする」というアプローチです。
たしかに、「偉い人」には影響力も権限もあります。しかし、権限が大きいからこそ忙しく、個別の案件について対応していられないということが多いでしょう。

そこで、問題を解決する能力がある実務担当者は誰なのかを考え、調べることをお勧めします。
例えば、区の駐車場に関する提案は、総理大臣や国土交通大臣に向けて発信するよりも、地方自治体の首長(区長など)や、交通課の担当課長が適切かもしれません。

また、働きかけたい相手が、偉すぎたり忙しすぎたりして、なかなか話を聞いてもらえないこともあるでしょう。
そういうときには、誰が協力してくれるかを考えてみると道が拓けます。市区村長と同じ党の議員や、フランチャイズ店のオーナーなど、実際に助けになってくれる人を探してみましょう。
彼らを味方につけ、彼らを介して、働きかけたい相手に間接的なアプローチをすることができるかもしれません。

さらに、イメージを大切にしている相手であれば、広報担当者やPR担当者などに呼びかけを行うことも、効果的です。彼らは、市区村長や社長に対して、要望を伝えてくれるでしょう。

ポイント:キャンペーンの課題について、決断を下すことができる責任者は「誰か」を特定する

【参考になる成功事例】 適切な「相手」を選ぶ

アメリカの公立校において健康的な給食の導入は難題とされてきました。
しかし、発信者のジェシカ・ベルスキーさんは、いきなり大統領や連邦政府教育庁に働きかけるのではなく、まずは地元のロサンゼルスの教育委員会を相手として選びました。そして、英人気シェフ、ジェイミー・オリバーと共に、ヘルシーで斬新なメニューを開発するよう呼びかけたのです。ロサンゼルスでの目に見える変革をもって、より大きな問題を少しずつ切り崩していった良い例となりました。
なお、ジェシカさんは、教育委員会関係者全員のメールアドレスを探し出し、 賛同者からのメッセージが届くようにしたそうです。

Change.orgでは、発信者が設定すれば、賛同が一定数集まる度にメールを送るという機能を提供しています。そのメッセージには、賛同者からのコメントも付けられます。

Written by
Change.org
5月 10, 2013 2:41 am